K office 柴田  和季 ×  株式会社アイユート  代表取締役 服部 正雄 氏 (後編)

2022/1/5と2/3に行われたビデオシューティングで服部氏と「ビジネスパートナー対談企画としてベストプラクティス(最適解)を出す仕事の裏側」と称して協業した実務について対談を行いました!

後編は協業での事例紹介として5カ年経営計画書作成支援させていただきましたとある土木工事業様が年商が3倍以上になったという結果を生んだお話です。

以下対談の内容を掲載いたします。( 上記二人が並んでいる画像をクリックするとYouTubeの対談動画がご覧になれますので記事と一緒にどうぞ)

柴田「経営計画(事業計画)の話がありましたけども、この事例の話をしたらどうでしょうか。」

服部「そうですね、はい実は私のお客様で5カ年経営計画というものを10年前位に柴田さんに作ったいただいたんですね。

そんな中で土木工事会社の社長が当時40歳そこそこで結構若い社長で頑張ってみえたんです。

私も応援したい、またその社長に仕事のバイタリティはあるんだけれども計画とか数値に弱いので私もお手伝いするチャンスに恵まれたこともあります。

それで経営計画(事業計画)の受注を得ました。(とにかく忙しい方だったので将来の会社に対するビジョンについて整理する時間も機会がなかった)

5年計画したその通りに、計画のように社長が頑張った部分が実際にあります。

私最初伺った際には年商8億位の時にお取引を開始して、5年計画の中で見事年商25億円、3倍以上の売上高を上げられました。

でまた実際に売上が上がっただけでなく、私が提唱している本当に努力すべき粗利益率の見える化あるいは粗利益率をどうして上げるか当時は本当に赤字工事もあったわけです。

6千万の請け金で8千万の原価があったというそんな仕事も私が原価管理をやっている中で見つけております。

実際にそういった部分を徹底的に改善されたので二乗、倍増と言いますが売上が伸びる、利益率も伸びる、したがって限界利益と言いますか粗利益が非常に倍増して大きくなり当時年商8億の頃は数百万の税金だったんですが、1億円以上の税前利益が上がるようになりました。

これが非常に大成功の事例になりますし、社長からも本当に感謝されてあなた方に頼んでよかったとまたそれを毎期毎期あるいは毎月毎月月次試算表や決算書の中身を分析してPDCAサイクルができるそういう体制で5年間で本当に3倍以上という成果が上げられ、利益は100倍近くになるわけですね、粗利益は。

もちろん経費も増えていきますので、実際には100倍の利益になったとは言えませんが売上総利益額は本当に大きくなりました。」

今でもこの会社から毎年お便りをいただいております、ありがとうございます。

前編に戻る…(冒頭あいさつと自己紹介へ)

対談者の紹介

株式会社アイユート

代表取締役 服部 正雄 氏

プロフィール

1952年名古屋生まれ。

総務・経理畑一筋のサラリーマン生活。

電気設備業、ハウスメーカーにて『原価管理の改善』

『事業計画の作成』等経営改善を実践。

2007年㈱アイユート設立。

中小建設業を専門に『脱!どんぶり勘定』で経営の見える化と利益の増大の経営指導にあたっている。

【役職・資格】

・一般社団法人 原価管理研究会 特別講師

・一般社団法人 日本経営士会 経営士 ・建設業経理事務士・名古屋商工会議所会員

私の思い・・・

長い間建設業会計に携わるお仕事をさせて頂いた経験から確信を持った事があります。建設業の経営改善は売上高では無く、粗利益の確保が最重要という事です。建設業の経営者は売上高重視です。ゆえに仕事は忙しいけど儲からない、お金が残らないと言う現象があります。更に『どんぶり勘定の為』正しい原価の把握も出来ず、資金繰り重視の経営に傾き赤字工事の発生等から倒産等も多い業種です。

著書:小さな建設業の脱!どんぶり勘定: 事例でわかる「儲かる経営の仕組み」(2017)

Youtubeアイユート動画チャンネル:50本以上動画投稿中ぜひご覧ください!

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