『選ばれる人材とは』
先日ビジネス雑誌にて表題のことがピックアップされていたのでご紹介する。
大きく分けると3つの要素が必要であるとされているが、私見も含めて列挙する。
①知性(Intelligence)
これは単なるIQテストの結果(知能検査の結果を表す数値を指す)というよりも、
その人物を総合的(分析力・言語能力・計数能力・論理的思考や推理力)に評価した結果
知性が長けているもしくは一定レベルに達しているかどうか。
②価値観(Values)
これは決定的に重要な要素であり、採用後に仕事を通じて植えつけられないという。
面接時やさまざまな分析手法によってそれを見出すことができるかどうか。
会社として、組織として共有できない人は選ぶべきでない。
③リーダーシップ(Leadership)
役付きにさせる人材を探すときに、コンピテンシー(企業の人事評価における業績優秀者の行動の様式や特性を指す)を評価基準とし以下の要素に着目したい。
〇戦略的思考/志向・・・広範囲で多角的かつ分析力に長けた能力
〇洞察力・・・特に市場を理解でき、事業に対する影響力を見極める力。
〇結果にこだわる志向・・・あくまでも結果を出す、目に見える成果を追い求める力や執着心。
〇顧客視点・・・顧客の気持ちや視点を大事にして、情熱を傾ける力。
〇巻き込み力・・・人や物事を巻き込み、上手に結果につなげるまたは結びつけることができる能力。
〇組織貢献志向・・・組織所属意識の高さ、会社への貢献を忘れない忠誠心。
〇チーム構成力・・・きちんと必要な人材を集め、チーム編成・統率・指示命令を出せる能力。
〇変革力・・・組織や人材を改革するバイタリティ(活力/気力)に溢れた能力。
上記の3つはなかなか揃わないかもしれないが、
少なくとも選ばれるためには必要な要素/条件であることは間違いないと思われる。