『どんな会社でも改めるべきことがたくさんある』
昨年度良いご縁があって、
1年間で数社の人事関連のお仕事で会社を担当させていただきました。
12年間コンサルティング活動していますが、
どんな会社でもいろいろと諸問題が見受けられる、
改めるべきことがたくさんあるということを再認識しました。
思い出したものだけで例として
以下のような事案が多数挙げられます。
社歴が長く立派な会社でも、
数年後はどうなっているかわからない。
過去の栄光にすがっていたり、
経営者・幹部・社員の誰か一人でも
何かおごりがあってりタカをくくっていて
言動や印象面で残念に思うことがあります。
ただ新しい会社とは違い、
良客に恵まれていたりこれまでの財産があるわけで
収入面・信頼・のれん(カンバン)いずれかの面で
しっかり保っているのは良いですが先を見据えて
商品開発や組織強化を怠っていたりします。
怠けているわけではないが、
そういった人材や部門がない会社が多々あります。
世の中そう甘くはないはずです、
いつかは廃れます人気がなくなります。
だから将来に備えて会社の維持または成長に努めて
会社の将来をじっくりと見据えて経営計画を立案しましょう。
そのほかにもせっかくトップがやる気になっているのに
下の者がまったくついてこないこともよく見受けられます。
ついてこないだけでなくすぐに退職者を出してしまう、
同じ状況が改善されないまま今に至っているのも多いです。
社員に求めるハードルが高すぎます、
欲張らず焦らず謙虚になっていただき
マイルストーンで段階を踏んで結果と成長を見守りましょう。
後継者がいるあるいは候補者がいない、
いるとしても経営者としての器量が足らない
本人もどうしたらよいかわからないということが一番多いです。
近くに候補者はいるはずです、
必要なことはできることから教えて本人の意思を確認しながら
足りないところをすこしだけ指摘して気づかせてあげましょう。
あとは本人の努力次第です、
認識していればおのずと身につけようとします。
経営者の思いが考えが二転三転して、
何をしたいのか何をしてほしいのかがわからない、
あれこれ頼みすぎる傾向や日々社長に振り回されっぱなしで
社員が疲弊していることもよくあります。
経営者側が考えを変えるかやることをしぼりましょう。
会社が好調なのに従業員の士気が上がらない、
また給料も十分な水準でも上昇志向にならないから
当然会社が停滞または成長しないことつながります。
これは社員の待遇と仕事のバランスに偏りが出て
給与のもらい過ぎにより社員が現状維持に走り、
ぬるま湯に浸かってしまっていることが原因です。
その時は断腸の思いで待遇面で厳しく改定して
ふるいにかける必要があります。
その逆のバージョンもあります。
上記いずれの状況でも
会社にとって必要な人と不要な人を判断しましょう。
以上経験したことを挙げればきりがないですが、
何らかの理由で組織の歯車が狂っていたり、
経営者と社員の主張に矛盾がある状況に出くわしてきます。
結論から言えば会社がどんな状況でも、
それが良くとも悪くとも諸問題が尽きません。
早いうちに手を打ったり、
状況を重く見て厳しくしたり緩和したりすることが
改善の第一歩なのですが腰が重い方が実に多いです。
初期段階では難しいことではないはずですが、
虫歯の治療と同じで悪化すると大変なことになります。
それらを少しでも早い段階で解決に向かうように、
微力ながらコンサルタントがお手伝いできることがまだまだあるはずです。
外部から見た姿と本人が見ている姿は必ずも一致しません、
だから外部から指摘したり解決する場面が必然的に出てきます。
自身はそういう存在でいたいと強く思います。